“ユノは死んだんだね。” “あ……” “どうにかして生きてることに戻せない?” “可哀想だけど、死んでしまったものが生き返る可能性はないんだよ。” “お爺ちゃん、ごめんなさい。僕、おじいちゃんとケンカしたままで……” “ケンカ?” “この前こっちに来た時、ケンカなんかしたかな…何かお爺ちゃんにしかられたか?そういうことがあっても、嫌いになったわけじゃない、大丈夫だよ。” “ほんと、どうして?” “そうだな…暦は自分が悲しいのと、他の人が悲しむのとどっちがいい?” “そんなこと、自分が悲しいのは嫌だよ。” “うん、みんなそうだ。だから人は、いっときの気分や何かの理由で他の人を悲しませることをやってしまう。そして、大抵あとになって、どうしてあんなことをしてしまったんだろうと失敗に気付く、だけど、その時はもうやり直しができなくて、何度も同じ悲しい気持ちに苦しめられる、これは本当につらいことなんだよ。おじいちゃんは自分の経験から なるべくそっちには行かないほうがいいよって心配しているだけさ。暦が好きだから。” “そうなの?” “うん…そうさ……でもな、お爺ちゃんが間違えることだってあるしな……何をするかは、結局、暦が決めることだ。これから、暦はいろんなことを経験する。やってみないとどうなるか、まだ誰も知らないことに出会うかもしれない。それくらい、暦には選択肢がたくさんある。” “選択肢……”
‘それから、祖父は可能性の意義を説明してくれたが、その時の僕には、よく理解できなかった。’
“簡単に説明するのは、おじいちゃんにも難しいな。暦は賢いから、分かったら、他の人にうまく伝えて欲しい。” “うん。” “暦が失敗しても、お爺ちゃんは嫌いになったりはしない。たまに、お爺ちゃんが間違えることがあっても、すぐに嫌いにならないでくれな。” “僕もおじいちゃんのことが好きだよ。”
‘祭壇に飾られた祖父の遺影は気難しい顔をしていて、昨夜のおだやかな祖父とは同じ人に見えなかった。棺の中の痩せた人も、遺影には似ていなかった。’
“ずっと以前、僕に可能性の意義を語った人がいたんだけど、結局小学生にはよく分からない話だった。” “そう?” “僕への宿題だって、ただその人にも はっきりとした答えはなさそうだった。” “何それ?” “まだ答えは出せてない。けど、僕は可能性を愛している。振り返し考えてるうちに そうなった。” “恋愛の話?” “人に対しても 可能性ごと愛したい。” “可能性ごと 愛する?” “幸せになる可能性も、不幸になる可能性も、それも含めて、丸ごと全部を…きっと幸せの可能性の数だけ、不幸の可能性があって、僕らは生きている限り…それを順繰りに巡っているんだと思う。” “うん……” “例えば、世界に100の君がいて、100の僕がいたとして、その100の僕は、きっと100の君を愛している。” “例え、不幸でも幸せでも……” “それぞれの世界で、それぞれの僕が和音のことを愛してる。和音、僕は……” “私も すべてのあなたを愛してる。野良犬から助けてくれたあなたも、そうじゃないあなたも……” “何のこと?” “何でもない。”
「高崎 和音 様 初めまして。私は瀧川和音です。最初にお詫び致します。 勝手にオプショナル・シフトをしてごめんなさい。 今あなたの手を借りて、この手紙を書いています。 実は、あなたにどうしてもお願いしたいことがあるのです。 そのためには、私と私の世界での暦、日高暦について、お話しなければなりません。 長くなってしまうかもしれませんが、どうぞお付き合い下さい。 私と日高暦は結婚していません。ずっと研究のパートナーとして、長年一緒に過ごしてきました。こちらの世界と、私たちの世界とは 彼が7歳の時に離婚されたご両親のどちらについてくかで 分かれたようですね。 私が日高暦と出会ったのは高校生の時。 誰とも話さないし、学校にも来ないのに 成績はトップという嫌なヤツ、私は勝手に彼をライバル視していました。 だから彼が大学を受験したいと知った時には ホットしたような、寂しいような 複雑な気持ちになりました。 今思えば、それは単なるライバル心だけではなかったのかも。 それはともかく、その後私は虚質科学研究所に入り、彼と再会。というのはちょっと違うかもしれませんね。 私は彼に会うために、虚質科学研究所に入ったのです。 やがて、彼は私に秘密の研究を一緒にやらないかとお持ちかけてきました。それは時間移動の研究。驚きました、なんて非常識で馬鹿げたことを考えているのかって、あなたにも分かるでしょう。最初は冗談かと思った、研究所一の変わり者の彼のせいいっばいのジョークなのかと、でも、ジョークなんて言える人じゃなかった。それは彼のできる限りの切実な姿だった。なぜなら、それが「交差点の幽霊」を助ける唯一の方法だったから。交差点の幽霊は 彼の幼い恋人でした。 彼女はある事故で、肉体と虚質とが分離して 交差点の幽霊になってしまった。 「俺のせいで」暦はそう言いました。 そして、その思いだけで 彼女をあの交差点から救い出す研究を続けてきたんです。そんな彼の姿は 何というかある種 狂気じみていて。でもその反面、あまりにも純粋で痛々しくて、まるで小さな少年がすすり泣いているように思えて。その彼がたどり着いた方法が 時間移動でした。もちろん 物質的な時間移動ではなく 虚質世界における時間移動 即ち タイムシフトです。 私と暦は何十年もかけてタイムシフトについて研究し、ついにその方法を見つけ出しました。そしてその結果、暦が脳死状態になるということも、本当になんて自分勝手で、独善的で、他人の迷惑を顧みない。まあ、迷惑を被るのは私ぐらいのものでしょうけど。とにかく、自分がどうなろうと彼の決心は揺らぎませんでした。私はもう驚きませんでした。ただ、やっぱりね。残される私のことなんて何にも考えていやしない、だったらとことんまで付き合ってやろうじゃない。そんな意地みたいな気持ちと それができるのは私だけという気持ち。私たちは慎重にタイムシフト先を選びました、それが今あなたが生きているこの世界でした。 二人の間に何があったのか 暦は何も語ってはくれません。ただ、二人が出会わない世界であれば 事故が起こらなのだと振り返すのです。 昨日、暦はタイムシフトを実行しました。こちらの世界では ただ 一人の老人が研究中に倒れ 脳死状態に陥ちたことになっています。でも 私だけは知っています、彼がそちらの世界の過去へ行ったことを。今 あなたのそばで眠っているあなたの夫 高崎暦には、彼が7歳の時点から 日高暦の虚質が流れ込み。そして、そちらの世界の彼女にも 暦が救い出した彼女の虚質が流れ込んでします。このままそれぞれの人生を全うすれば 二人が出会うことはないでしょう、それでいいのです。だって二人が絶対に出会わない世界を選んだのですから。ですが、タイムシフトの直前に 暦は彼女と再会の約束をしてきたと言いました。そちらの世界での人生の終わりに あの場所でのお待ち合わせです。理論上の予測では タイムシフト後に こちらの世界の記憶が残る可能性はゼロに等しいと言っていいでしょう。だから、幼い恋人を納得させるための口実だそうです。守るのは難しい約束、約束と言うよりも そんな奇跡が起こるかもしれないという、暦のかすかな希望。 今、私はその奇跡を起こしたいと思っています。 確かに私は 心のどこかで二人を合わせたくないと思っていた。でも、今あなたの夫のIP端末に 昭和通り交差点での約束を入力しました。 ひと月後、どうか彼を約束の場所へ送り出してほしいのです。正直に書きます、もう一人の私であるあなたなら うすうす感づいてはおられると思いますが、私はこちらの世界の暦 日高暦を愛しています。もちろんそれは恋愛関係における愛、結婚に結び付く愛とは違ったものでした。それでもなお、私は自分の人生を懸けて日高暦を愛いしてたのだと 今深く感じることができるのです。 勝手なお願いだというのは分かっています。何しろあなたにとっては、そして私にとってもですけど、愛する人を 別の人のもとへ送り出すのですから、私の思いをあなたの気持ちでつなげてほしいのです。 幸せと不幸せは繰り返す、けれども、誰かが誰かを思う その思いがつながっていくのだと信じることができれば、私たちがある世界に生まれ 出会い 生き そして死んでいく意味があるのだと、人生の最後に言えると思うのです。 追伸、実は前に一度だけシフトしたことがあるんです。その時に見たアクアマリンの指輪、勝手にまねさせてもらいました。ごめんね。」
“待ってろよ、必ずお前を救い出してやるからな。” “もういいよ、暦くん、もう随分時間が経ってるよね。” “栞?” “私のために それだけのために暦くんが生きてるなんて そんなのやだよ。” “何言ってんだよ。約束しただろ。俺が絶対助けるって。”
“長い間 待たせてしまったな。” “何のこと?” “子どもの頃お前と出会って、お前が事故に遭い、あれから60年だ、本当に長い時間だった。” “暦くん?” “栞、お別れだ。”
“あのね、死ぬ前に一度は言ってみたかったんです。「名乗るほどの者ではありません」って。”
“それで、例の約束はどうだった。” “ああ、誰も来なかったよ。” “そう。” “スケジュールのことも故障かもな。ただ、ある人との素敵な出会いがあった。” “ある人って、昔の知り合い?” “いや、知らない人なんだけど、その人は今 幸せだと言ったんだ。僕はそれがとてもうれしかった。” “全然知らない人だったんでしょ?” “うん、知らない人の幸せが 僕にはうれしかった。知らない人の幸せを喜べるなんて 僕が幸せを知っているからだと気が付いたんだ。” “シンプルね。” “そうなんだ。簡単な言葉で言おうとすると、どうしてもね。和音、君がいてくれたから、僕は今幸せです。” “それ、ゼロの人に言ってあげて。” “もちろん言うよ。でも、すべての君に伝えたいんだ。同時に、和音じゃない誰かを愛した一人一人の僕へ 君が和音以外の誰かを愛してくれたから 僕は和音を愛することができた。ありがとう。”
‘そして、僕じゃない僕を愛してくれた和音じゃない誰かへ どうか君と君の愛する人が 世界のどこかで 幸せでありますように。’
致我深爱的那个你 自从孩提时代第一次相遇以来,你一直都在我的身边,直到我生命的最后那些时刻,都是与你一起,从稚嫩的可能性,到啼笑皆非的我们逃走吧;我们的互相陪伴带来了彼此难忘的那一点可能性。 爱你与我寻找幼稚的可能。 爱你许我誓言此世共白头。 爱你惜我如命,牵挂一生。 爱你爱我情比金坚,至死不渝。 恨你放下与我有关的一切独自幸福。 恨你是张刀子嘴,什么都忘掉了还开口还问我幸不幸福。 恨我阴魂不散误你人生。 恨我幼稚可笑空谈可能。 恨我不成气候,在最后的时候还骗你我很幸福。 晚年的我们的第一次相遇,我救下了那个在路边的你,你问了我名字,我说我想在去世前说一次“区区小事不足挂齿”,那是借口,我不敢说,你抛弃一切拯救了我,我不敢因为救你一次再向你索取什么。这无关过去,无关后悔。 深爱你的那个我
看完两个电影再去看原著小说,总算是把有些乱的思绪弄明白了
电影里还是删减了很多细节,还有不少内容没展现出来,导致还是有不少看不懂的地方,可能有跟我一样没懂的人,我就简单补充一下小说里的一些与时间线相关的细节和我自己对于时间线的简单理解,假设《那个我》中历和栞相爱的世界为a,《每个你》历与和音相爱的世界为b
历a是怎么选中了的是历b的世界,怎么选的?我相信看电影的时候应该不少人会有这个疑惑,小说里的历a是穿越了许多的平行世界,并且发现只要他和小栞相遇都会导致不幸的后果,不仅是过去相遇,而且只要在穿越过后的未来相遇都不行,也就是说只要满足了历与栞相遇这个条件,都救不了小栞。历a发现这个后,就决定要观测未来,只要那个世界的历直到死了都没有与小栞相遇,那么就不会发生不幸的后果了,所以他选定了几个世界(这时好像是历五十岁左右吧),这几个世界里的历一直没有与小栞相遇,其中就有b,而历a就一直观测到历b即将死亡(小说里写着医生预期胃癌还能活一个月)就决定时间跳跃(虚质沉降)到世界b。至于还有一个月如果相遇了怎么办(事实也是相遇了=-=)原文写的历a认为就算只剩一个月还是相遇了,而小栞已经幸福活了一辈子了,应该不会有什么问题了,也害不到小栞
还有就是,历跟爸爸或者跟妈妈的两个世界,也就是a和b两个世界是同时存在的,b不是a穿越回去之后历才选择跟随妈妈,而是选跟妈妈是本来就客观存在的,历a回到历b的七岁只是为了带着小栞的虚质回去而已,而不是要回去干涉什么。
然后就是我很意难平的点了。《那个我》中的终章中写着历a带着小栞的虚质碎片沉降了(穿越时间)去到了b,然后历a沉降前与小栞有一个再相遇、历去十字路口接小栞的约定,历a把这个约定托付给了历b,不过他们之间没有直接对话,原文是这样的:
致深爱着和音的那个“我”,我和小栞之间的重要约定,就托付给你了
然后在终章结束后还有一个小的间章,描写了沉降过后的小栞依然是”幽灵“依旧是在十字路口中等待,她不知道等谁,只知道在等一个人,就在十字路口一直等。
看到这里我真的有点难受的感觉,看完了小说后是知道历a是没有再出现的,也就是说历a是沉降成功了,而小栞没有,她还是幽灵状态,她在等历去接她。他们沉降回去是沉降到b世界他们七岁时,而直到《每个你》一开头历b推着轮椅在路中央遇到小栞,此时历b已经73岁了,根据上面说的那个间章可知这个是真的小栞,来自世界a的小栞的虚质,也就是说小栞已经在路中间等了六十六年了,想到这个是真的好难过,历a虚质融合在了历b里了,而小栞还在等着,一个人等了六十六年。而更值得难过的是,小栞最后也没有等到她的历(历a)
“ ‘你来接我了吗?’
迎接这个说法有点夸张,不过就行为来说其实也没错。就在这个时候,号志开始闪烁,所以我便顺着那孩子的话回应:
‘嗯,我来接你了。所以你过来,我们一起走吧!’ ”
(是真的好心疼这个小栞啊/(ㄒoㄒ)/~~)
以上是原文片段,可以看出这个历就是历b而不是历a,唯一能稍微觉得好点的,可能就是小栞是没有不安,甘心地等了这么久吧,而直到现在小栞才算真正地得救,她的虚质这才消散、融合
而在世界b的栞也就是历b最后遇到的老妇人叫内海栞,她确实很幸福,她和她的丈夫内海进矢的故事是第三部《我会呼唤你的名字》,也稍微补充了点设定,这个我没太仔细看,不过很清楚的是内海栞是受到了小栞的影响,然后过得很幸福的,而这部的结尾也是内海栞遇到了历b,最后还参加了历b的葬礼,与和音聊了起来。
电影我是先看的《每个你》,所以先入为主的看到历b与和音幸福地生活在一起,历b很爱很爱和音,这真的很能让人高兴
但是历a和小栞就真的很让人意难平啊,历a六十年的努力都没有能换回一个他和小栞能相爱能幸福在一起的世界,小栞等了那么久都没能等回心爱的历a来接她。虽然在他们不认识的世界里,内海栞很幸福,她很爱她的爱人,但是但是小栞确实没了,她和历不能在一起了/(ㄒoㄒ)/~~
真的好心疼小栞,除了a的小栞,还有那些遥远平行世界的小栞——父母没有离婚,却因平行穿越发生了车祸而导致人生消失的小栞,那么多在美好年华的小栞.......
总之是真的好意难平、好难过.......
补充一点点书和电影的差别:电影《每个你》中凉出事后从十三号世界主动穿越过来的和音因为同一性扩散使得自己不是十三号世界的了,IP已经改变导致后面回来的和音不是零号世界的和音了,而是最接近零号世界的和音,原文是没有这个的,而是另外一个故事,不过电影和原著的这段情节都是使得男主坚定了他“会爱和音的所有的可能性”这个誓言
我到最后唯一还有些不懂的就是,为何历b和内海栞的IP装置都报“ERROR”了,我的猜想是小栞消散后,她的虚质正式在世界b与内海栞融合了,同时也引发历a在历b处的虚质的波动,而IP装置同时观测到了世界a和b的虚质,并且原来世界a已经观测不到了,然后才报错,这是我的猜想,不知道对不对
原著真的挺推荐意犹未尽的朋友去阅读一下的,剧情人物都比电影要立体不少,还有很多细节,看完应该就能懂设定、世界这些了,电影说实话表现力还是差了一些,画面也还不够,这四星是给原著给剧情的=-=
不过看完原著后,我还是好意难平,应该说更加意难平了。幸好高崎历与和音的美好爱情还是很能让我开心的,这也算是些慰藉吧。
我是由衷地希望,地球七十亿人的无数个不同选择产生的无数个号码世界,能有哪怕有且只有一个也好,有一个号码的世界里,小栞和历是能相爱相伴一生的,只是历a他没有找到而已......
以上总体都是看完电影和原著后得出的,我觉得应该理解得是差不多的,有不懂的或者有更好理解的欢迎讨论,我是真挺喜欢这作品滴~(有些贴了原文的,要是侵权了我马上删=-=两部是同一篇影评,发两次而已)
这片子通过多元宇宙的概念,讲述何为跨越宇宙的心中的爱,很棒很棒。
多元宇宙的时间分叉逻辑去看洛基第一季就明白了,而这个动画在讲,不论因缘如何变化,心中的爱,是跨越宇宙和时间的,一个在五维的爱,是如何在三维世界呈现的。片子不错。
写了这么多还嫌短?系统是啥情况。片子需要自己品,不剧透了。
两部影评一起写,微剧透放心食用。
1.笔者是建议 致我深爱的每个你(以下简略《每个你》) -> 致深爱你的那个我(以下简略《那个我》) 顺序观看。因为从整体框架来说而前者偏向于副故事+主故事填坑,通过序章+终章把结局补全,而后者偏向于主故事。我是正向看的,《每个你》中会留下很多坑没填,很多事情当时得不到解释但铺垫了基础的设定,再看完致《那个我》之后才慢慢把坑填平,那种伏线回收可以说是很爽了。再有一个原因是《那个我》中的女主几乎在《每个你》中没怎么出场,说不定反向看着看着就给忘了。
日网的大多数也是建议 《每个你》 -> 《那个我》 顺序观看。而反向看的话则是先讲完主故事然后副故事补全视角,虽然是平行世界但是基本上都是《那个我》主动干预《每个你》的世界线,所以更类似于先看出题篇再看解答篇,但相对的《那个我》中剧情设定过多可能没办法一下子消化,当然这个也就是见仁见智了。
日网也有这么种说法,我觉得也还蛮有体会的:
想看后感到开心的话从致我深爱的每个你开始看
想伤感一点的话从致深爱你的那个我开始看
2.其实总的来说两部问题还是蛮多的,比如常有的俳優配音出戏问题(爱姐别说这次配的还真的可以,西冈德马YYDS)。尤其男主的CV,《每个你》中没什么情感起伏就还好,《那个我》这部每次到情感爆发点就看的我螺旋出戏。佐藤栞的角色我从头到尾就没感觉声音和角色融合在一起过,这位大概是我有史以来见过最出戏的了。随随便便换点专业的声优整体观感能上一个大档次。
还有一些问题比如整体节奏比较差(下面展开讲),尤其两部故事讲的都是男主的一生,剧情之间少有铺垫,时间跳跃的部分显得非常唐突。配角逻辑让人摸不透(比如《那个我》中暦间接害栞脑死亡栞的妈妈就一丁点都不怨暦我还是理解不能),而且这电影更偏向男女主3人的独角戏,配角真的十分平面化,甚至连主角们都显得十分平面化,与其说是角色不如说都是为了剧情服务的工具人,当然这些问题从轻小说动漫化的作品多多少少都有这种问题。再有就是日式万年不变的那几个套路,意外 车祸 生病 原生家庭 跨越时间的爱 这部算是大满贯占了个遍。
跟我看过同年的动画电影相比作画和背景着实也令人堪忧(甚至有种看10年前动漫的感觉, ≈1/10个诚哥)。《每个你》中有段骑自行车的镜头给我都看傻了,有生以来第一次见这么骑自行车动画是这么动的。
剧情的话槽点还是有的,最让我理解不能的还是为什么研究设施小孩子都能溜进去还能启动。当然毕竟轻小说改编本身有些剧情就很随意想一出是一出,比如高中毕业能进研究所这种神奇世界观我就选择性无视掉。
3.上述的节奏问题,其实这种双电影并向叙事真的是成也是因为它,败也同样。因为两个故事是相辅相成的,想讲明白一个故事让观众理解就务必补全另一个故事的部分视角,而这两部采用的办法都是MV式的闪回+主题曲。这就会导致看第一部的时候还很舒服,第二部重复的部分就过于密集观感上会很差。我觉得既然看了看了其中一部就一定会看另一部,大可不必做这种闪回,反而会显得节奏十分冗长。
但也正是因为这种双电影的叙事看第二部回收伏线的时候就会有一种莫名的爽快感。大概就和当时通关《Finding Paradise》差不多。
总的来说我觉得这种方式不太行,与其拆成两个电影洽两份钱就不如吸取优点合并在一起做个3小时的超长篇。可能观感上会更好一点。
4.相对于缺点优点也是蛮多的,这两部的导演都属于业内老油子了,所以整体观感还算看的比较舒服。最值得一提的就是能把SF故事圆回来在动画电影里就是个很难得的事情(虽然基准线有点低)。当然办法也是挺笨的,就是选了一个最不会出问题的设定,和出现剧情转折通过补充设定把故事圆回来。
这里我就要鞭尸一下《你好,世界》了,当然我也觉得那是部结构相当有趣的作品,只是设定方面那部就直接开摆了,导致人物行为成谜剧情看的云里雾里。这一部就成功通过时长把设定完整的过了一遍,整体剧情流畅度就要比《你好,世界》强了不是一点半点。
不过相对的设定就显得过于复杂,不知道在场的岛国人咋样,本来就没字幕那一连串的设定解释快把我心态搞崩了。
从个人角度我比较喜欢《每个你》的故事,不过论导演功力的话我觉得《那个我》的笠井贤一在节奏上更胜一筹。
5.主题曲真的蛮好听的,快去听快去听!
总的来说其实看之前并没报什么期待值去看,单纯是对这种双电影并向叙事感兴趣。尽管第二部的时候重复剧情一度差点看睡着,不过看到最后还是高过预期。只能说结构大于剧情,不过依旧是一部值得一看的作品。如果你有耐心花不到4个小时看完两个故事的话,喜欢SF爱情故事喜欢伏笔回收,而且能接受比较老套剧情的话那么强烈推荐。个人觉得这两部很强行动画化的作品也能打一打的话,原著小说应该会更能打。单拿出来其中一部作品就是2-3星左右的水平,但两部一起看的话我可以给到4星。
最后转一句日网上面的话作为总结吧:
「君愛」は、君(和音)を愛した僕(「僕愛」の暦)へ、栞との約束を託す。「僕愛」は、可能性ごと愛した和音へ、喜びを伝えたい
「致深爱你的那个我」是将和栞的约定托付给深爱着暦的和音,「致我深爱的每个你」是暦向爱着所有可能性的和音传达自己的幸福
最终评分预计7.0前后,起码同类型片比的话剧情来说跟天气之子打打还是轻轻松松。
年底应该还有三部独立的动画电影《我们的黎明》《镜之孤城》和《铃芽户缔》,看看加上这两部到底哪个更能打一点。说实话我总感觉诚哥这次又得翻车...
3.26更新:这部前天出的DVD想必网上很快就有资源了。说实话回头这么一想这部和铃芽可太互补了,这部除了剧情整体都一般,铃芽除了剧情之外都还挺好哈哈哈哈哈哈
2022.10.8 at ieon cinema
另外给看过和还没看的小伙伴们一些我注意到的细节:微剧透,谨慎观看
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鞋子
身高贴
《每个你》中结婚前摘掉了手表,再加上结婚前和音的状态和之前有所偏差,而且之后的传送数字出现了1的偏差是不是就代表着结婚前就已经是有1偏差的
和音的戒指
另外也就是我比较纠结的了,首先这个故事一定是平行世界同步的时间,《那个我》中狗死了比较好理解,因为男主不在。但《每个你》中爷爷死的就很莫名其妙了,难道是让男主给气死的吗哈哈哈哈哈哈哈哈哈。至于强行理解我只能认为《每个你》这条时间线的爷爷做了很多对健康有害的事情导致出现另一个健康爷爷的时间线,也就是说剧情里面平行世界的出现并不取决于男主一个人的意志。
那么更好玩的事情就出现了,《每个你》中的男主拥有和睦家庭生活幸福竟然先狗带,而《那个我》中天天熬夜加班心态爆炸的人竟然比另一个自己还能熬,可以看出单身真的有益身心健康。
//bookmeter.com/books/110534852022年10月9日参照
历为了栞牺牲了自己的一生,创造了他们永远不会相遇的世界,每一个世界历错过了栞,爱上了每一个世界的和音,可是历和栞的梦想永远也没能实现,改变时间线的历一生也没能获得幸福也没能许诺和音,但是不管是哪一个世界的和音都会爱上历,栞或许就像寓意着初恋,梦中情人,憧憬,美好,但是总会因为人生的种种,错过,遗憾,而和音就像是命定了厮守终生,陪伴到老的那个人,剧情表现得平淡但是故事内容非常饱满,最后我也希望创造一个历和栞永远在一起的世界
观看顺序的次篇。完全扩句。不知道是脚本风格变了还是监督风格变了,前半段完全是青春恋爱喜剧。中间结婚的时候稍微有了一点类似忒修斯之船的思考,但是很快被事故这些冲淡了。最后感觉是“每一个世界的自己都是这个世界的中心”,嗯但是怎么确定自己是自己呢(?)。因为开头画面是接着另一部的,我还以为这两部会形成衔尾蛇结构,可惜没有。最后的约定也感觉不如上一部结尾一笔带过来得利落。总得来说就是只有和音受伤的世界,和音作为追求者奉献完了又作为母亲奉献,总是在绕着别人生活。Shiyori是幸福了,和音呢。不过我个人更喜欢这部的片尾曲,更pop一点,低音部更明显。
7分。两部系列剧,分开看的话都是有点没头没尾的味道在~~~本质上是个穿越平行世界的三角恋~~不过作者在细节设定上作得不错,全部看完竟然还有点感动。可能是先入为主吧,其实是觉得历和栞之间的关系有点类似蝴蝶效应,是不会有好结果的。反倒是知音,能够不离不弃历,更得我心吧~~~
最后对话很感人。因为你在身边让我知道了什么是幸福,所以我才能为他人的幸福感到高兴。全然知らない人だったんでしょ?知らない人の幸せが、僕にはうれしかった知らない人の幸せを喜べるなんて僕が幸せを知っているだと気がついたんだシンプルねそなんだ簡単な言葉で言おうとすると、どうしてもね和音君がいてくれたから、僕は今幸せですそれ、ゼロの人に言ってあげてもちろん言うよでも、すべての君に伝えたいんだ同時に、和音じっやない誰かを愛した一人一人の僕へ君が和音以外の誰かを愛してくれたから僕は和音を愛することができたありがとう
两部的配音都有点普通,还是小说观看体验最好。
「致我深爱的每个你」是暦向爱着所有可能性的和音传达自己的幸福,从和音视角补全君爱宇宙的故事。因为身边有你,所以我很幸福。我想告诉每一个你,同时,致爱上其他人的每一个我。因为你爱上了和音以外的人,我才能与和音相爱。谢谢你。好安静,也好干净的一部片。看完让人心情舒畅。
3.5,姊妹篇(其实也可以算那个我的补充)。换了导演以后剧作表现的水准完全不同了,摒弃了《那个我》中那些太多的冗杂设定,却又保留了一小部分。阐述的是平行但又紧密相连的,没有和那个青梅竹马产生情愫但又千丝万缕的世界,各自有爱着的人。而哪怕是另一个平行世界的“同一人”,也有着各自不同的时间分支和经历。但不变的是最终无论如何,和音和历都以不同的形式在一起白头到老,最终像一个同心圆一般殊途同归,汇聚到一起形成一个个体完整且丰富的一生,如此新奇的概念发散加以相对更流畅且通俗的叙事,真心感觉和《那个我》不是一个系列的。如果当一部独立的电影来看的话观感其实也还不错。不足的是一个镜头在两部电影里面都重复用了,难免会让人感觉有些偷工减料的嫌疑。
得先看另一部《致深爱你的那个我》才能看明白。剧情是有点俗套了,不过依然是感人的。
什么学霸的恋爱
3.5。剧情没有什么波澜,但居然描述了一对男女一生的故事。幼年,成年,中年,老年……漫长且沉重的故事,幸好最后的基调愉快了点。
拍的无敌感人的终章。音乐不错,剧情也强,起码故事讲明白了。但作画确实一般,要是能做成 HelloWorld 那种程度就大大的好了。
「无论在哪个世界,那里的我都一定爱着那里的你。」假的。有的相遇就是错误。
为什么都觉得仆爱是君爱平行世界的衍生呢?平行世界原本就应该是由不同选择分裂出来的无数个同步小世界啊。虽然觉得君爱宇宙中男主过于偏执强行影响仆爱宇宙选择让和音的爱情仿佛备胎,但最后仆爱宇宙中“感谢其他世界中爱上别人的那个我,因为这样我才能爱上这个世界的你”,太美妙了。和音也是得到了完整的爱的。
每次经过曾相交的地方,却再想不起你。我这么爱你,却再也无法和你在一起。TOHOウエノ。
说好的“只有第一名才会记得第二名”呢想活在泷川和音得到幸福的平行世界。
希望早点引进国内,感觉这部也是非常不错,校园恋爱,非常甜呀。
两集连看单看那个我只觉得历有点轴,对栞的执念太深,合音为了历付出了一生,栞也很可怜的度过了60年只有历一个人世界,三人纠纠缠缠……然后看每个你,合音厉害了我的姐,历这么轴都能给拧直了,然后开开心心幸福的过一辈子,最后见到栞(可能不是)也只是相视一笑……无论是每个你还是那个我,不分先后,看完就知道了
构思巧妙
关于这个概念 "同一性的扩散,是指向远方的世界跳跃时,在那个世界进一步产生分歧,以至于离原来的世界更远。"延申思考:如何持续改变自己的磁场频率(思维/意识/内在空间),让自己进入内心想要的真正版本。这是一个持续性的行动,最终离原来的世界越来越远。
怎么感觉后段神散了
我爱和音啊啊啊啊啊!和音狂可爱啊啊啊啊啊!